昔、Dトラッカーが欲しかった。
バイクに詳しい友人がいる。
私は勝手に師匠と呼んでいる。
その師匠が、Dトラッカーを譲ってもらったという。
それを聞いて、
「バイク、いいな」
となった。
前からバイクをいじってみたかった。
ただ、一人では無理だと思っていた。
師匠がいるなら、いけるかもしれない。
予算20万円でバイク屋を回った。
買えそうなのは、TW200だった。
最初に見たときは、
「若いな」
と思った。
若者が乗るやつだな、と。
でも、カスタムされたTW200をいろいろ見ていると、意外と好みになるかもしれない。
買った。
納車の日。
そのまま師匠のところへ持っていった。
TW200は預けて、私は帰った。
1日目。
まずは配線。
買ったときは、配線が丸出しだった。

師匠が外して、中に入れ込んで、きれいにまとめていく。
ついでにリアフェンダーの位置も変える。
私はほぼ見ている。
師匠がやった方が圧倒的に早い。
これで1日目が終わった。
2日目。
アルミタンクを持っていった。
タンクの位置を変えたい。
ステーを加工する。
ぎゅいーん。
位置をずらす。
ガソリンのチューブのところも変える。
そして、
ガソリンがダダ漏れした。
既存のものをそのまま使ったら、パッキンが古かったらしい。
この日は、とりあえずここまで。
数日たった。
やっぱり、ちょっと気になる。
ハンドルとタンクの間が空きすぎている。

師匠に、
「やっぱちょっと気になる💦」
と伝えた。
3日目。
今度はタックロールシートも持っていった。
これはTW200を買ったときから、ずっと付けたかった。
まず、もう一度タンクから。
「できるだけ前に」
「いや、これ以上いかんぞ」
「なんでだ」
「あー、なるほど。ここね」
「じゃあ、ここを削って」
ぎゅいーん。
ここが限界。
TW200のフレームは前にいくほど上がっている。
タンクを前に出すと、タンクも上がる。
下げれば後ろにいく。
後ろにいけば、今度はハンドルとの間が空く。
二律背反。
いろいろやってもらって、ここがベストになった。
ようやくタンクの位置が決まった。
そこからタックロールシートの位置を決める。
タンクを持ってきてから、これで3日目。
やっと決まった。
この日はフロントのアルミフェンダーも取り付けた。
それと、初日から一緒に手伝ってくれていた方が、ガソリン漏れの原因になった部品を新品で提供してくれた。
お礼にチキン南蛮弁当をおごった。
3日とも、ほぼ一日がかりだった。
私はほぼ見学だったけど、
めちゃくちゃ楽しかった。
これがやりたかったことだー。
完成したTW200を少し離れて見る。
だいぶ良くなった。

でも、
タンクとエンジンの間が、意外と空いている。
そこを詰めようとタンクを下げれば、今度は後ろにいってしまう。
そうするとハンドルとの間がまた気になる。
ここはもう仕方ない。
今のところ、満足度は75%くらい。
ライト周りの配線は隠したい。
レギュレーターも隠したい。
左に出っ張っているエアクリーナーは、できれば真下に入れたい。
タンクの下も、やっぱりちょっと気になる。
隙間とのたたかいは続く。
でも、まだ乗って帰ってはいない。
暑いので。
あと、
家に置くところがない。